第32回ヘルスカウンセリング学会大会
テーマ:「才能ある個性をどう活かすか
−神経発達症(発達しょうがい)ではなく個人の特性」
−神経発達症(発達しょうがい)ではなく、個人の特性であり個性です
開催日程について
日 程: 2025年9月27日 (土)・9月28日(日)
開催方法: オンライン開催のみ( Zoom使用 )
※ オンライン開催のみと決定いたしました。
※ Zoomの使用が初めての方や不安な方は 事務局へご相談ください。
大会お申込み方法・抄録等について
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詳細がわかり次第、ご案内いたします。
大会テーマ主旨(学会長挨拶)
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「才能ある個性をどう活かすか
−神経発達症(発達しょうがい)ではなく個人の特性」
ヘルスカウンセリング学会長
筑波大学名誉教授 宗像恒次
本テーマは、SATからみると当然の考え方であり、神経発達症(発達しょうがい)ではなく、それは個人の特性であるので、
それをどう活かすかが重要なこととなります。このとについて、基調講演のなかで、これまでの神経発達症(発達しょうがい)の
考え方とSATにおける考え方の違いなどについて概要をお伝えいたします。
神経発達症(発達しょうがい)として、自閉スペクトラム症やADHDは多くの方がご存じのことと思います。自閉スペクトラム症は、
周りとは関係なく自分のペースで進めるので、対人関係において問題が起こりやすい、ADHDは待っていることができずに
どんどん行動していく傾向にあるため、対人関係において問題が生じやすい傾向にあります。
まず、神経発達症(発達しょうがい)とはどういうことなのかを、池波明氏に精神神経科の医師の立場から語っていただきます。
それを個人の特性としてどのように育むかを、ひとつの育み方としてフィーリングアーツ(光と音の共演)の北村義博氏から提案してもらいます。
その特性を育む場面をどのようにつくり、それを生かせる環境づくりをどうつくるかが重要な視点となります。
このことに関しては、シンポジウムT・Uにおいてとりあげていきます。シンポジウムTでは「育む場づくり」、
シンポジウムUでは「活躍できる環境づくり」をテーマに、当事者・支援者の立場からのお話をうかがいます。
今年もワークショップを2日目の学会大会終了後に予定しております。内容は、楽しみに待っていてください。
学術大会に向けて(大会実行委員長挨拶)
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「第32回ヘルスカウンセリング学会大会に向けて」
実行委員長 山本潤一
(ヘルスカウンセリング学会理事、日本メンタル再生研究所/代表取締役・所長)
今大会で実行委員長を務めさせていただくことになりました。
皆様、どうぞよろしくお願いします。
本年度のテーマは、「才能ある個性をどう活かすか−神経発達症(発達しょうがい)ではなく個人の特性」
ということで、発達しょうがい(近年、WHOの定義に基づき神経発達症という名称変更が進んでいる)に焦点を当てました。
私自身は対企業向けにSAT法を活用して、いろいろなメンタルサービスを提供する仕事を約30年間やってきておりますが、
ここ数年、発達しょうがいが関連することで企業側が対応に非常に困っているケースが激増していると感じます。
本学会には、当事者の方、当事者のご家族の方、または幼児教育に関わる方、学校教育に関わる方、医療関係者、
私の様に社会人教育に関わる方、など様々な方がおられますが、私がいろいろな現場でかかわる方とお話をすると、
皆さん一様に「増加している。どのように対処したらよいのだろうか」という所感を述べる方が多いように感じます。皆様はいかがでしょうか。
厚生労働省が令和6年5月31日に発表した「令和4年生活のしづらさなどに関する調査」によると、
本人・家族からの回答に基づく推計値として、医師から発達障害と診断された者の数は872千人で、
前回の時は481千人となっており約181%増です。872千人としても、日本の人口を1億人とすると約1%弱になりますが、
私の感覚ではもっと多いように感じます。
一方、現在日本政府は「発達障害」の早期発見を視野に入れて、従来一部の自治体でのみ実施されていた「5歳児健診」を、
より多くの自治体で実施しようという方向で動いております。現在、発行されている「5歳児健診検査マニュアル」P27を見ると、
こんなことが書かれています。以下、「」内は引用。
「大分県竹田市の5歳児健診(2007年〜2014年)の結果をまとめた報告では、43%のこどもが要経過観察と評価され、
専門相談で何らかの助言やその後の支援が必要であったと報告されています」
発達しょうがいというと一般的には「障害」「病気」と考えられることが多いかと思いますが、SAT法では「脳の個性」と考えており、
実際、「生きにくさ」を抱えて悩んでいた本人へのSATセラピー、または周りの方へのセラピーにより、
慢性ストレスを改善することによって、その人らしい個性を生かし幸せな人生を歩んでいく事例が多く生まれてきております。
今まで以上、今後さらに発達しょうがいが広がっていくと推測される今、本学会長が開発したSAT法が提示する知見は、
今後必ずや様々な形をとって皆様に生かされていくのではないでしょうか。
どのような貢献が可能なのか。今学会で、様々な立場の皆さんと活発に意見を出し合い語り合えることを楽しみにしております。
口頭発表者の募集(先着4名)
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日程:2025年9月28日(日)午前予定
口頭発表を発表希望される方は、演題(テーマ)、 氏名、所属、携帯番号、メールアドレスを明記のうえ、 メール、あるいはファックスにて下記事務局へお申し込みください。
※演題(テーマ)は仮でも構いません。
抄録はお申込みの後、メールにて送付してください。
Wordで、A4用紙1枚以内におまとめて、レイアウトは上下左右2p余白、 タイトルはゴシックで11ポイント、本文はMS明朝で10.5ポイントで作成し、 抄録の書き方についてご不明な方は、事務局にお問合せください。
まだ入会されていない方の演題も受付けておりますので、演題申込みと同時に入会手続きを済ませてください。
なお、口頭発表は人数制限がありますので、あらかじめご了承願います。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
・演題および抄録締切 2025年5月15日(木)17:00
【送付先】
NPO法人ヘルスカウンセリング学会事務局
TEL:047-314-1959〔祝日を除く火・水・金曜日10:00〜16:30〕
メール:info@healthcounseling.org
前回大会
2023年第31回ヘルスカウンセリング学会大会は盛会のうちに幕を閉じました。
→もう一度前回大会の情報をご覧になりたい方は、こちら
【お問合せ】
ヘルスカウンセリング学会事務局
TEL:047-314-1959〔祝日を除く火
・水・金曜日10:00〜16:30〕
メール:info@healthcounseling.org
※メールにてお問い合わせの場合は、通常4日以内に受付完了のメールをお送りしております。
届かない場合はお申込のメールが届いていない可能性がありますので、お電話にてお問い合わせください。