学会長あいさつ
「理屈でわかっているが行動を変えられない」「やめられない行動がある」など、知識を身につけても、実際には改めたい行動を余儀なくされているのは、過去の感情や脚本が無自覚に再生されたり、また未来への不安予期が生じているからです。あなたの潜在意識への気づきを深め、また、過去の未解決なイメージを再解決された前向きなイメージ脚本へと変更することを支援するカウンセリングやセラピーが必要です。
構造化連想法 (Structured Association Technique : SAT) を活用したカウンセリングやセラピーは、こうした考え方に基づく方法であり、相談法やこれまでの心理カウンセリング法とは異なって、本人が改善を希望する生活習慣の変容や自己成長に対し常識を越えた速さで効率的かつ効果的に促されることが示されてきています。それは世界のこれまでの優れた遺産を受け継ぎながらも、日本のなかで結実した世界に誇り得る独自の学と技術の体系です。クライエントとして、あるいは研修生として、少しでも体験学習されると、この方法の想像を超えた真価に感動されることでしょう。
SAT法に基づくカウンセリングは、構造化アプローチであり、訓練されれば誰でもが問題解決や自己成長や自己啓発を促される性質をもっています。これまで延べ3万人を越える研修生がいますが、その調査結果は、自らの人生を自分らしく決めて生きる、問題解決力の強さを身につけていることを示しています(下図)。市民の人間力を高め、個々の輝く人生を生み出す市民社会づくりのためにも、多くの方々にこのメソッドの真価を知っていただきたいと考えております。
SATで、問題解決力を高め、自分の人生の自律を実現しよう。
へルスカウンセリング学会長 宗像恒次2009年4月1日