皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第30回ヘルスカウンセリング学会大会終了のご報告
学会大会は無事終了いたしました。
皆様に心より感謝申し上げます。
第30回ヘルスカウンセリング学会大会は、2023年9月24日(日)にて全てのプログラムを無事終了させて頂きました。
参加者の皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に心より御礼申しあげます。
第30回ヘルスカウンセリング学会大会を終えて
実行委員長 横地裕
(ヘルスカウンセリング学会理事・名古屋市役所)
今回の大会も感染予防の観点からオンラインのみでの開催となりましたが、第30回の記念大会だからなんとしても
盛り上げたいという私の気持ちがあふれすぎ、一部ご迷惑をおかけしてしまったかもしれません。このような時代だからこそ、
いま一度学会員のみなさまと学会とが一体となり、共に生きる喜びを享受し、ヘルスカウンセリングを必要とされる方にもっと
届けられるようにと、学会発足当時の宗像恒次会長の想いを振り返りつつ、30年という歴史の半分を共にしてきた私個人の
経験も共有させていただきながら、参加者一人ひとりのお気持ちを聴かせていただきました。
実行委員長の大役を仰せつかった時は、理事になりたての私がいきなりお受けしてもよいものかとの戸惑いもありましたが、
先輩方に助けられ、またご参加いただいたみなさまに支えられ、無事に終えることができ安堵しております。
大会は宗像学会長の基調講演から始まり、シンポジウムT「現在の社会情勢の中でSATをどのように活かしているか」、
口頭発表、シンポジウムU「自らの課題を解決し、健康な生き方へ」に至るまで、大会テーマである
「ヘルスレジリエンスを高めるSATパワー−自らの課題を解決し、健康な生き方へ」を色々な角度から追求、
オンラインにもかかわらず、それぞれのセクションで質疑応答が活発になされました。そして、交流会、ナイトトーク、
最後の意見交換会の中では、学会の更なる発展に向けて、多くの学会員の方の熱い想いも共有することができたと感じています。
私事にはなりますが、口頭発表の直後に直接お電話をいただいたり、大会終了後には、私も一緒にやりたいとの想いを複数名の方
から頂戴しました。それは、それまでの準備と大会2日間の疲れを一気に吹き飛ばすものとなり、学会の将来に新たな希望の灯が灯ったと、
とても嬉しく思っております。
これからすぐ、お聞かせいただいたことを参考に、できることから行動に移していきます。その第一弾として、
まずは理事を中心にミニセミナーを開講します。ヘルスカウンセリングってこんなものという触りを、一般の方にもワークを交え
体験しながら楽しく学んでいただけたらと思っています。また、進化の速いSAT療法についても、いまの技法などを知っていただけ
たらと考えます。学会員のみなさまも将来講師として活躍していただき、一緒に学会やセミナーなどを盛り上げていただけたらと思っています。
第30回ヘルスカウンセリング学会大会を支えてくださったみなさまに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
共に健康で元気な日本を創っていきましょう。
エクセレント賞受賞者コメント
エクセレント賞を受賞して 小川あや
口頭発表の機会、そしてエクセレント賞までも!ありがとうございました。
学会大会にて口頭発表の機会をいただきありがとうございました。
「毎日の暮らしに活かすSAT法」というタイトルで発表させていただき、
ヘルスカウンセリングに出逢ってからの経緯を辿ることは、私自身にとってもよい振り返りの機会となりました。
セミナー受講時のみならず、様々な勉強会で支えてくださった先生方、先輩方、ご縁があった皆さんのお顔が浮かび、
今の私を形作ってくださったたくさんの方々やお働きのお陰様をまた改めて感じることができました。
有難い機会を頂いた上に賞まで頂くのは過分とも感じましたが、今の私を形作ってくださった関わりのあるすべての
方々の代表としてこの賞を有難く受け取らせて頂きたいと思います。
教えていただいたSATの技法とそこで得られる気づきの力は、SAT法のセラピストを目指す方のみに限らず、
どのような場所にいる方にも役に立つと感じています。学んだ人、セラピーを受けた人だけでなく、
そこから生まれるこぼれるようなありがとうの気持ちは、周りの方をも自然と明るく照らすことができるように
思っています。
まだまだ小さな器で、私ひとりにできることはほんのわずかなことばかりではありますが、与えられた今の場所で、
皆様から頂いた応援のエネルギーを次へと手渡すことができますように、できることを丁寧にひとつづつ愉しみながら
積み重ねていきたいと思っています。どうもありがとうございました。
エクセレント賞を受賞して 柘植順子
この度はエクセレント賞をありがとうございます。ただただびっくり、びっくりです。
あの後、ひとりになった途端、受賞した理由がわからず頭の中は?だらけ。親しい方が「感動したってことだよ」と
言葉を添えてくださっても、国語辞典を引き語意をみても?は増え頭痛がしてくる始末。“なんてめんどくさいヤツ”
なんだろう…。表象さんの声が“まぁ、よくできましたってことにしとけば??”と聞こえてきて、ようやく“まぁいっか?”
の心の声に至り、頭痛が消えました。
「自分のことを発表してみたら?」と勧められ、なんとなく“そっか?”と思い申し込みました。
当然、書く内容の〈見通し〉はゼロ。案の定、手に負えず困り、抄録が届いてからも「話すようなことはない…」と
ぐずぐず言いました。その都度、問題に対して〈人から問題解決の手がかりを得ようと〉相談し、原稿を書き、読む練習を
して当日のぞみました。にも関わらず、発表中にどこを読んでいるかわからなくなりました。
それでも終えることができたのは、周りの方々の見守りがあるからこそと感謝しています。ありがとうございます。
今回の過程にも現れているように、相変わらず見通しや計画が立てられず、同じ失敗を繰り返すコースを通っていますが、
それでもなんとなく日常がらくになったと感じています。それは、絵本に書かれていた、これまで通ってきたコースに
「たからものが かくれている」ことに以前より気づけるようになり「ぼくは ぼくらしく なっていく」コースにいるの
かもしれないなぁという気がするようになりました。
宗像先生、研修の講師、SV、事務局の方、そして共に学ぶ人々がいたからこそ、研修等で学習した内容が、
こんなふうに自分のことを「しゃーないなぁ」と少しずつ受け入れられることにつながったと考えます。
このようなわたしですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
この度は賞を賜り、ありがとうございます。
第30回ヘルスカウンセリング学会大会
テーマ:「へルスレジリエンスを高めるSATパワー
−自らの課題を解決し、健康な生き方へ」
開催日程について
日 程: 2023年9月23日(土)・9月24日(日)
開催方法: オンライン開催のみ( Zoom使用 )
※ コロナウィルスの影響により、危機を避けるためにオンライン開催のみと決定いたしました。
※ Zoomの使用が初めての方や不安な方は 事務局へご相談ください。
大会お申込み方法等について
-
本大会では大会参加費のお振り込みの後、
お申し込みフォームにてお申込みをお願いいたします。
●大会参加費
・会員 5,000円税込
・非会員 6,000円税込/2日間
・非会員 3,000円税込/1日参加
・学部生/専門学校生 3,000円税込(学生証のコピーを申込期限までに学会事務局にご提出ください。)
・院生 3,000円税込(学生証のコピーを申込期限までに学会事務局にご提出ください。)
※ 会員の方は、 2022年度(2022年9月1日〜翌年8月31日)までの年会費完納が必要です。
※ 2023年度(2023年9月1日〜翌年8月31日)の年会費の納付も受付しております。
●振込み先
【ゆうちょ銀行振込先】
記号:00100-3 番号:601936
口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
※他銀行からゆうちょ銀行へ振込みの場合
店番:091 店名:〇一九(ゼロイウキュウ店) 口座番号:0601936
口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
【みずほ銀行振込先】
本八幡(もとやわた)支店
普通 口座番号 1366762
口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
★注意:申し込みされた方のお名前の名義にてお振込みください。
●お申込み期間について
申込期間:2023年9月15日(金)17時までに、
振込み・申し込みを完了してください。
※ 本大会では大会参加費のお振り込みの後、 お申し込みフォームにてお申込みをお願いいたします。
申し込み方法は、グーグルフォームを使ったオンラインでの事前申し込みとなります。
学会事務局へのメールやFAXでの申し込みをしておりませんので、ご注意ください。
お申込期限は2023年9月15日(金)17時までになります。それまでに、申し込み・振込みを完了してください。
学会への振り込みを完了いたしましたら、以下URLの申し込みフォームを使ってお申し込みください。
フォームに書かれております質問項目に答え送信してください。
申し込みが受け付けられると、回答のコピーが指定したアドレスにメールで送信されます。
学会大会申し込みフォーム URL:https://forms.gle/Aoc7geLDJaAuQ5XQ6
学会大会申し込みフォーム QRコード:
●お申し込み後について
大会当日に使用するZoomのミーティングルームのURLは、2023年9月19日(火)以降にメールにて皆様にお届けいたします。
スケジュール・抄録
・大会チラシ・スケジュール[PDF]
●抄録について
-
ヘルスカウンセリング学会会員様および非会員様でお申込みをされた方には、抄録を送付しております。出来上がり次第発送いたします。
発送日がわかりましたこちらに日程を記載いたします。
お申込み頂いた方には、8月27日頃よりお手元に届くように送付しております。
送付されていない方はヘルスカウンセリング学会までご連絡ください。
抄録の正誤表を掲載させていただきます。
正誤表
【4ページ1行目】
<誤> 2023年9月25日(日)
<正>2023年9月24日(日)
プログラムについて
-
1日目 9月23日(土)
時間 | 内容 |
10:00〜11:30 | 通常総会(運営会員) |
休憩(昼食) | |
12:45〜 | Zoom 受付開始 |
13:00〜 | 開会式 |
13:15〜14:30 | 基調講演「へルスレジリエンスを高めるSATパワー −自らの課題を解決し、健康な生き方へ」 演者:宗像恒次(ヘルスカウンセリング学会会長・筑波大学名誉教授) |
休憩15分 | |
14:45〜16:15 | シンポジウムT 「現在の社会情勢の中でSATをどのように活かしているか」 <シンポジスト> 1.柴田真紀氏(宗像塾5期生)) 2.田中琴美氏(メンタルカウンセリング・Brain) 3.前之園由紀子氏(SOM勉強会・宗像塾5期生) |
休憩15分 | |
16:30〜17:30 | 懇親会:第1部(宗像恒次会長を囲んで) |
17:45〜19:00 | 懇親会:第2部(ナイトトーク) |
2日目 9月24日(日)
時間 | 内容 |
9:45〜 | Zoom 受付開始 |
10:00〜12:00 | 一般演題発表(口頭発表) |
休憩(昼食) | |
13:00〜15:00 | シンポジウムU 「自らの課題を解決し、健康な生き方へ」 <シンポジスト> 1.小阪由佳氏(芸能人育成メンタルトレーナー)) 2.須知大介氏(自営業) 3.細川裕介氏(会社員) |
15:10〜16:00 | 意見交換会 |
16:00〜 | 閉会式 |
大会テーマ主旨
「ヘルスレジリエンスを高めるSATパワー
−自らの課題を解決し、健康な生き方へ」
ヘルスカウンセリング学会長
筑波大学名誉教授 宗像 恒次
ヘルスレジリエンスとは、自らの健康課題に気づき、自らそれを解決できる乗り越え力をもてることです。
SATは、構造化(Structured)された方法で連想力、直感力(Association)を用いて「考え方」を変えるのではなく、
「感じ方」を変える心理療法で、内観療法、森田療法とともに日本で生まれた3大心理療法といわれていますが、
考え方や生き方を変えるだけではなく、基調講演でお伝えする諸事例のように科学的検証を行う実証主義的な特徴のある療法です。
コロナ禍、子育て、うつ病、がんなどの健康課題を持つと不安、怒り、諦めなどによる感情痛として身体違和感が生じるので、
それを癒す光イメージ、顔反応性細胞を持つ扁桃体に良好な感情をつくりだす笑顔の代理顔表象、人や環境との関係性を光景イメージで、
身体良好感に変えることで、ストレスに対する「感じ方」を変わり、乗り越え力を高まるので、
健康課題の自己解決を促せる情緒的支援を認知できるようになり、問題解決力が高まり、
レジリエンスのある本来のあるがままの自己実現を促す方法を提供します。
学術大会に向けて
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「第30回ヘルスカウンセリング学会大会に向けて」
実行委員長 横地 裕(ヘルスカウンセリング学会理事、名古屋市役所)
1993年10月24日に発足したヘルスカウンセリング学会も今年で30年を迎えました。
この記念すべき第30回大会のテーマは「ヘルスレジリエンスを高めるSATパワー」。
「日本の病院は野戦病院にしか過ぎない」、ヘルスカウンセリングの教科書「SAT療法」の
冒頭に書かれている宗像恒次先生の言葉はあまりに強烈です。多くの人を健康にしたいという思いで
39年間関わった医療業界、その無力さに幾度も挫けかけた私を救ってくれたのが「SATパワー」なのです。
私は教員だった両親の厳しい躾の下で育ち、いつもまわりと比べられ、成人しても自分の思いをまわりに
上手く伝えられず、押し殺して生きていました。無自覚ながら、そのストレスにより身体は何度も悲鳴を上げ、
心地よい人間関係を築くのが下手でした。それが15年前に宗像先生と出会い、約8年間、
学会ホームページの制作・運営者として先生と直接関わる中で、多くの気づきをいただき、
65歳になるいま、とても健康で、私を支えてくれる家族やまわりの人たちに感謝し、しあわせな毎日を送れるようになりました。
ストレスサインに気づき、そこから自分の本心を探り、必要以上に無理をせず、労り、愛し、その出来事から学んで行動を変えていく。
「自らの健康課題に気づき、自らそれを解決できる乗り越え力」を与えてくれ、健康行動変容を引き起こせる、
このヘルスカウンセリングを日常生活の中で実践し、もっとこの世の中に広めたいとの思いで、私的にも活動を続けてきました。
長年勤め上げた会社の退職とコロナによる社会環境変化で、活動停滞中だった昨年、
学会理事・広報担当、そして大会実行委員長の大役を賜り、その意味を自問自答しました。
その結果、いまこの時代だからこそ、もっと広くヘルスカウンセリングを多くの人に知ってもらい、
将来に希望の持てる日本人を増やしたい。それを加速するために、一人でやるのではなく、学会員みんなでやろうとの思いに至っています。
今年もオンラインのみでの開催となりました。初日は宗像先生の基調講演に始まり、
シンポジウムT「現在の社会情勢の中でSATをどのように活かしているか」。
長いコロナ禍の中で生じた社会・家族の関係性の変化、子育てを通じて得られた気づきと自らの成長についてシェアいただき、
みなさまと共に考えたい。夕刻からは懇親会の時間を設けました。
日頃なかなか会うことができない学会員の皆さまや宗像先生とのお話も楽しんでください。
その後、第2部ナイトトーク。学会と個人とが共に繁栄し、「自らの課題を解決し、健康な生き方」のできる人を創るお手伝いを、
どのようにすればもっと実現していけるのか、学会員有志のみなさまと率直な意見交換をしたいと考えています。
2日目は一般口演とシンポジウムU「自らの課題を解決し、健康な生き方へ」。昨今の社会変化はとても激しく、
自分軸を持ち、自ら望む人生を生きると決めて行動に移していくことが、悔いのない、愛に満ちた最期にたどり着けるキーポイントではないでしょうか。
不遇と思える出来事や病から、いかに学びどう生きるか、いま一度、シンポジストのお話を聴きながら共に考えてみましょう。
参加されるみなさま一人ひとりの実りある大会に、そして今後の成長・発展に繋がるきっかけとなりますことを心より祈っております。
9月23日・24日の両日、画面越しではありますが、日本全国、そして海外の多くの方とお会いできることを楽しみにしております。
見ない、聞かない、感じない、考えない、関わらない。そんなサバイバル脚本など要りません。
もっともっと人と関わって、ひとりでも多くの方が本当の自分を生き、その喜びを味わえる、そんな世界を一緒に作っていきましょう。
1億総カウンセラーの実現をめざして。
学会大会情報発信のお願い
皆様にご協力のお願いをさせて頂きたいのは、一般の方々を含め広く多くの方々に学会大会にご参加いただけるよう、「大会チラシ」の配布をお願いしたく思います。
配布方法は、EメールやSNSで情報発信して下さると大変助かります。
またJPEG・PDFデータが必要な方は、チラシ完成後HPに掲載いたしますのでヘルスカウンセリング学会事務局までお知らせください。
・大会チラシ・スケジュール[PDF]
Eメール:info@healthcounseling.org
前回大会
2022年第29回ヘルスカウンセリング学会大会は盛会のうちに幕を閉じました。
→もう一度前回大会の情報をご覧になりたい方は、こちら
【お問合せ】
ヘルスカウンセリング学会事務局
TEL:047-314-1959〔祝日を除く火
・水・金曜日10:00〜16:30〕
メール:info@healthcounseling.org
※メールにてお問い合わせの場合は、通常4日以内に受付完了のメールをお送りしております。
届かない場合はお申込のメールが届いていない可能性がありますので、お電話にてお問い合わせください。