ヘルスカウンセリング学会 The Academy for Health Counseling

第29回ヘルスカウンセリング学会大会終了のご報告

学会大会は無事終了いたしました。
皆様に心より感謝申し上げます。


第29回ヘルスカウンセリング学会大会は、2022年9月25日(日)にて全てのプログラムを無事終了させて頂きました。

参加者の皆様、ご協力いただきました関係者の皆様に心より御礼申しあげます。

第29回ヘルスカウンセリング学会大会

テーマ:「SATという成長モデルが拓く共生社会」


開催方法変更のお知らせ

    新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえ、オンライン開催になります。

開催日程について


日 程: 2022年9月24日(土)・9月25日(日)

開催方法: オンライン開催のみ( Zoom使用 )

※ コロナウィルスの影響により、危機を避けるためにオンライン開催のみと決定いたしました。
※ Zoomの使用が初めての方や不安な方は 事務局へご相談下さい。


大会お申込み方法等について

    受付は終了させて頂きました。
    ※ 申し込み期限を過ぎた後のお申込みにつきましては、お問い合わせください。
    本大会では大会参加費のお振り込みの後、 お申し込みフォームにてお申込みをお願いいたします。

    ●大会参加費
     ・会員 5,000円税込
     ・非会員 6,000円税込/2日間
     ・非会員 3,000円税込/1日参加
     ・学生、院生 無料(学生証のコピーを申し期限までに学会事務局にご提出下さい。)
      ※ 会員の方は、2021年度(2021年9月1日〜2022年8月31日)までの年会費完納が必要です。
      ※ 2022年度(2022年9月1日〜2023年8月31日)の年会費の納付も受付しております。


    ●振込み先
    【ゆうちょ銀行振込先】
     記号:00100-3 番号:601936
     口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会

     ※他銀行からゆうちょ銀行へ振込みの場合
     店番:091 店名:〇一九(ゼロイウキュウ店) 口座番号:0601936
     口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会

    【みずほ銀行振込先】
     本八幡(もとやわた)支店
     普通 口座番号 1366762
     口座名義:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
    ★注意:申し込みされた方のお名前の名義にてお振込み下さい。

    スケジュール・抄録



     ・大会チラシ・スケジュール[PDF]


    ●抄録について

      ヘルスカウンセリング学会会員様および非会員様でお申込みをされた方には、抄録を送付しております。出来上がり次第発送いたします。発送日がわかりましたこちらに日程を記載いたします。

      送付されていない方はヘルスカウンセリング学会までご連絡ください。



       

      プログラムについて


         1日目   9月24日(土)

        時間 内容
        10:00〜11:30  運営会員の通常総会(90分)
          休憩(昼食)
        12:45〜  Zoom 受付開始
        13:00〜  開会式
        13:15〜14:30  基調講演「SATという成長モデルが拓く共生社会」
         演者:宗像恒次(ヘルスカウンセリング学会会長・筑波大学名誉教授)
         
          休憩15分  
        14:45〜16:15  シンポジウムT
         いまなぜここにいるかの意味を語り合う
         
         <シンポジスト>
         1.山内惠子(京都医療センター予防医学研究室)
         2.村上多恵子(愛知学院大学歯学部口腔衛生学講座))
         3.長野真紀(ほっとひと息 町の保健室)
         4.竹馬庸裕(ちくばクリニック)
          休憩15分
        16:30〜17:30  懇親会

         2日目   9月25日(日)

        時間 内容
        9:45〜  Zoom 受付開始
        10:00〜12:00  一般演題発表(口頭発表)
          休憩(昼食)
        13:00〜15:45  シンポジウムU
         「コロナ禍のSATグローバリゼーション」

         <シンポジスト>
         1.楊文潔(中国雲南大学心理カウンセリングセンター)
         2.胡文燕(ZSchool of Marxism, Zhejiang Gongshang University, Hang Zhou,China)
         3.谷川智子(St Helens and Knowsley Teaching Hospitals NHS Trust)
         4.藤田愛(医療法人社団慈恵会 北須磨訪問看護・リハビリセンター)
        15:45〜  閉会式


      大会テーマ主旨


        「SATという成長モデルが拓く共生社会」
        ヘルスカウンセリング学会長、筑波大学名誉教授 宗像恒次


        宗像恒次


        コロナ禍のパンデミックの中で、民族、性別、年齢の差異を超えた公衆衛生が求められるために多様性の中で共生する社会が生まれ、 価値観、欲求や感情の差異からストレスが生じ、精神的に、身体的に問題が生じやすくなっており、 それらの問題を自ら乗り越える力(レジリエンス)を高めるための方法やツールが求められている。
              SAT(Structured Association Techunique)は、個人的にも、社会的にも、レジリエンスを高める構造化された方法やツールをもつ。 私達は、ストレスを持つと、身体違和感を感じるようになるが、見ることで癒される夕焼けのような光イメージや同じ効果を持つ 顔イメージ、光景イメージを見て、身体良好感に変えることができ、感じ方が変わり、ストレスを消すことができる。 このような体験をした日本、中国、英国の多様な参加者の発表、討議を通じて個人的にも、 社会的にも前向きな共生社会が拓く予期のできる体験ができるだろう。


      学術大会に向けて


        「第29回ヘルスカウンセリング学会大会に向けて」
         実行委員長 紙田剛(株式会社MILOQS 代表取締役社長)


        紙田剛

         最近訪れた新橋や京都、長野の街々で、多くの人が賑わいでいる姿がとても印象的で、コロナ禍前は当たり前の風景でしたが、 それを再び見ることのできる喜びを、ふと感じている自分に気づきます。皆様は、いかがお過ごしでしょうか?

         今年も、学会大会のご案内ができる時期が訪れました。今年のテーマは「SATという成長モデルが拓く共生社会」。 私自身、こちらを初めて耳にした時には、難易度が高いけれども重要な課題だと思いました。「共生社会」は、 これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった様々な障害を持つ方々、 あるいは障害の有無に関わらず多様性に富む方々との差異に対する受容性を包摂し、 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合える全員参加型の社会とされています。 最初に想起したのは、就労に苦労しながら支援施設で頑張っておられる発達障害の女性の方の話です。 壁にぶつかり、時に激しく落ち込み、それでも、またやる気を取り戻し前へ進もうとする姿に本当に勇気を頂いているのですが、 一方で、「支援者の方々には、軽々しく“個性”などと言って片づけてほしくないです」と強く発せられた一言に考えさせられてしまいました。 誰もが無意識のバイアスを手放しづらい側面がありますが、支援する側の不用意な言葉が意図せず相手を傷つけることがあり、 またこうした対人場面の緊張は、結果的に相互に嫌悪反応を喚起させるリスクを孕んでいます。 では、本当の意味で、どうやって相互に認め合える全員参加型の社会をつくることができるのでしょうか?
         私自身は、SATを勉強しておりますが、異質の相手とどのように関係性作りをしたらよいのか、 未だ汗ばむことがしばしばあります。現在、私たちは、企業の働く人たちに向けてSATの技術を活用したプログラムを提供しておりますが、 職場で働く“大人の発達障害”と診断された方、休職経験のある方、またさまざま異なる気質傾向やキャリアの差異のある組織の人間関係を よりポジティブに、また生産性の高い変化を生みだせるよう企業の方々とともに考えながら尽力しています。 SATの気質コーチング、情緒安定化法なども実践していただきながら、働く方々との対話を継続し、少しずつポジティブな関係性へと 変化していく様子を目の当たりにし、SATの成長モデルとしてのポテンシャルを実感しています。 こうした私たちの経験から、障害を持つ方、家族、友人、対人援助職、職場の同僚や上司など、それぞれ異なる立場にある者が、 それぞれ相手の立場を慮り、そして相互に良好な関係性を築くうえで得られた多くの気づきを共に享受していくことが、 「共生社会」の実現に向けた一歩ではないのかと感じる昨今です。皆様は、どのようにお考えになるでしょうか?
         今年も、昨年に続きオンラインでの開催です。プログラムは、基本講演、一般口演と、 「いまなぜここにいるかの意味を語り合う」「コロナ禍のSATグローバリゼーション」というテーマの2つのシンポジウムです。 コロナ禍という危機事態は、SATに関わる私たちの活動が、一層試される機会であったのかもしれません。 コロナ禍という危機事態の中で生きることの意味を問い、また容易に会いたい人に会えない環境の中で、どのように自己に向かい、 また他者に向き合ってきたのか、そして、日本のみならず、海外ではSATを活用して、どのようにコロナ禍に向き合ってきたのかなど、 事例や活動の様子を発表していただき、国内外の現場の生の声を皆さんと共有し、今回のテーマについて議論を深めたいと考えています。 一昨年、昨年と続くオンライン開催、やはり一番要望の多かったのが、もっと人と話したい、ということでした。 これにお応えできるよう、対話型シンポジウムの実現に向け、実行委員メンバーで知恵を出し合って準備をしています。 今回の大会も、皆様にとって実りある有意義な時間となりますよう心から願っております。 再び皆様にお目にかかれますこと大変楽しみにしております。


      学会長賞推薦のお願い



        以下の受賞資格に該当する方の推薦を、ヘルスカウンセリング学会事務局までお願いいたします。

      1. 特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会会員であること
      2. ヘルスカウンセリングの理論的、実践的開発あるいは教育普及を含む諸活動に置いて、その業績が顕著であること

      3. ・締切:2022年7月末まで

      学会大会情報発信のお願い



         皆様にご協力のお願いをさせて頂きたいのは、一般の方々を含め広く多くの方々に学会大会にご参加いただけるよう、「大会チラシ」完成後(6月中に完成予定)の配布をお願いしたく思います。
         配布方法は、EメールやSNSで情報発信して下さると大変助かります。
        またJPEG・PDFデータが必要な方は、チラシ完成後HPに掲載いたしますのでヘルスカウンセリング学会事務局までお知らせください。

         ・大会チラシ・スケジュール[PDF]

        Eメール(info@healthcounseling.orgとyt5t-mnkt@asahi-net.or.jpにご連絡ください。)


      前回大会

      2021年第28回ヘルスカウンセリング学会大会は盛会のうちに幕を閉じました。

      →もう一度前回大会の情報をご覧になりたい方は、こちら


      【お問合せ】
      ヘルスカウンセリング学会事務局
      TEL:047-314-1959〔祝日を除く ・水・金曜日10:00〜16:30
      メール:info@healthcounseling.org
      ※メールにてお問い合わせの場合は、通常4日以内に受付完了のメールをお送りしております。 届かない場合はお申込のメールが届いていない可能性がありますので、お電話にてお問い合わせください。