第20回ヘルスカウンセリング学会学術大会
テーマ
見通しの立たない時代のウェルビーイング
今日、政治経済面だけでなく、自然環境においても、安全保障の面からも、見通しの立たない時代の中にはいっており、個人がどのように生きていけばいいか全く予想がつかない時代がきている。戦後、軍事パワーバランス、学歴制度、終身雇用制度、医療・公衆衛生制度、皆保険制度などの中で、あたかも自分の人生が見通しをつけられるようなものと錯覚していたものだから、今日自然災害や海外テロに出くわし、また旧態とした社会制度のメルトダウンに直面し、「見通しの立たない時代」が登場してきたかのように思われている。このような見通しの立たない時代のストレスは、私達のウェルビーイングに直接悪影響を及ぼすが、その苦しみや病いを通じ、これまで信じてきた自分の世界観や人生観が問い直されたり、家族や地域の絆が改めて問われている。ヘルスカウンセリングは、このようなウェルビーイングの問題を通じ、私たちが何のために生きているのかを自ら問い、自ら答えを見いださなければならない創造的なプロセスを支援することが求められている。
会期
2013年9月21日(土)・22日(日)
会場
明海大学浦安キャンパス
(東京駅からJR京葉線16分で新浦安駅、徒歩6分)
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プログラム
9月21日(土)
09 :30 受付開始
09:50 開会式
10:00 基調講演「見通しの立たない時代、自己探求と愛情の絆を支える」
宗像 恒次( NPO法人ヘルスカウンセリング学会長、筑波大学名誉教授)
11:30 昼食・休憩 総会
13:00 特別講演「母子間マイクロキメリズム〜自己と非自己の再定義」
一戸 辰夫( 広島大学原爆放射線医科学研究所教授)
14:10 シンポジウム(T) 「病がもたらす自己探求と愛情の絆」
病や障害は、自分や家族の過去の自己点検を余儀なくさせしばしば鬱々とさせる。
しかし病が家族に愛情の絆をもたらすことに気づいた時、病の本当の意味に気づく。
@「うつ、組織依存の生き方から本来の自分の道へ」
A「助けてといえず一人で頑張る病、がん-愛情の絆を求めて」
B「家族の再構築をせまる統合失調症-本音で語り合える家族へ」
16:10 ポスター発表
17:30 懇親会
18 :40 Satellite The 5rd International Conference of SAT Health Counseling
Theme:Well-being at Unpredictable Time
9月22日(日)
09 :00 受付開始
09:20 一般演題
11:30 昼食・休憩
13:00 特別講演「人類文明の新たなる進化に向けて〜地球交響曲25年の軌跡」
龍村 仁(ドキュメンタリー監督・(有)龍村仁事務所代表)
14:10 シンポジウム(U) 「見通しの立たないストレス状況を支援する」
見通しが立たない状況を支援するとは、クライアントやその支援者がこれまで信じてきた
世界観や人生観を点検できる機会である。
それは私達が何のために生きているのかを自ら問い、自ら答えを見出す状況を支援する
プロセスである。
@「希死願望から自己肯定への支援」
A「生きる意味を奪う家族喪失を支える」
B「見通しの立たないストレス状況下の支援者を支援する」
16:20 NPO活動報告・学会長賞授与式
16:40 閉会式
申込み方法
参加費: 会員 \5,000(当日受付 \6,000) 非会員 \6,000
学生 \3,000(学生証のコピーを送付のこと)
お願い :事前登録は、平成25年8月31日までに学会事務局までお申込みの上、
9月12日までに参加費をお振込み下さい。
なお、会場での当日受付もしております。
振込み先 :みずほ銀行 本八幡支店 普通 口座番号 2805402
口座名義 ヘルスカウンセリング学会
学会事務局:特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
〒272-0023 千葉県市川市南八幡4-12-5-801
Tel : 047 - 314 - 1959 Fax : 047 - 300 - 8277
Email: yt5t-mnkt@asahi-net.or.jp HP : http://www.healthcounseling.org/
大会ポスター
教育医事新聞2013年7月25日掲載記事
2013年7月25日、教育医事新聞に、第20回ヘルスカウンセリング学会学術大会開催に関する記事が掲載されました。
前回大会
第19回学術大会は盛会のうちに幕を閉じました。
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