被曝対策をどうする
3月11日に発生した地震災害に伴う福島の原子炉から放出された放射能に対し、屋内退避が必要なときがあります。ヘルスカウンセリング学会員は、被曝対策に関して自身のみならず、市民に知識の普及のために、ご協力をお願いします。
ヘルスカウンセリング学会長 宗像恒次
被曝対策をどうする
- 屋内退避が必要になった場合、外気が屋内に入らぬよう、ドアと窓を閉め、エアコンや換気扇を切る。
- 外に出る時は、皮膚を露出するような服装をさけ、インフルエンザ予防用のマスクと同様のマスクをつけ、放射性物質が鼻や口からはいる内部被曝を避ける。
- 外から室内に入る際には、衣服には放射性物質が付着している可能性があるので、それをビニール袋に入れ、口を結び、室内には汚染された衣服を持ち込まない。
- 放射性物質は粒子なので、顔や頭や手に付着した粒子は、洗い流すとか、濡れタオルでふきとる。
- 雨天には、雨にはぬれないようにする。
- 一定量を越えた放射線は骨髄への影響で免疫力の低下などが生じることは、一般に知られているとおりです。しかし、チェルノブイリの後遺症に関連しまして宗像恒次のコメントが朝日新聞で掲載されましたように、自分が被曝したと思うことによる心理的ストレスで免疫低下するPTSD(心的外傷後ストレス障害)の問題の方が、被曝より重大な影響があることを知ってください。
上記の現実的対策をとりますが、あまり神経質になることは避けたいものである。