中級・上級公認ヘルスカウンセラーによる傾聴セミナー開催について
家庭、職場、地域、学校、医療福祉などの対人場面において、相手の遺伝的気質を理解して、傾聴や共感を上手に出来るソーシャルスキルを広く市民に普及させるため、傾聴セミナーの開催が広く要望されております。 @中級公認ヘルスカウンセラー以上の資格を有している方で、A自己成長コース以上のスーパーバイザー資格を持ち、B気質検定の上級取得者の場合、10人以内規模の傾聴(技能検定)セミナーという形で自分が講師として開催することができます。また11人以上規模のセミナーを開催することはできますが、但し10人に一人の割合で学会公認スーパーバイザーを配置することが必要です。
傾聴技能検定セミナーカリキュラム
4時間〜5時間
- SATカウンセリング法の基本姿勢と基本技法(気質を含む)に関する講義
- 傾聴技能のモデリング学習
- 講師あるいはスーパーバイザー一人当たり10名メンバーでの体験学習
- ペアあるいは3人(フィッシュボール)による体験学習
開催時の条件
- 講師は研修計画書を学会事務局から入手し、記入のうえ、学会長の許可をえることが必要です。
- 修了証は学会標準の形式で自らの費用で印刷してください。研修終了後名簿を学会事務局に提出してください。
- 希望、依頼があれば開催に関する広報を学会HPに掲載します。
傾聴技能検定
傾聴技能検定セミナー修了者は下記の傾聴技能検定のための審査基準で、15分程度の行動目標化支援カウンセリングの審査テープで下記のすべての認定基準が「集中したらできる」(○印)以上であれば初級リスナー、「自動的にできる」(●印)であれば中級リスナーと評価され、登録料金3,000円を支払うことで学会傾聴技能検定書が交付されます。
(詳しくはヘルスカウンセリング学会年報の傾聴技能検定研修に関する内規をご覧下さい。
また、ヘルスカウンセリング学会事務局にお問い合わせ下さい)
傾聴技能検定のための認定基準
- 開いた質問、あるいは閉じた質問の意図的使用
- 効果的な沈黙と促し
- ブロッキングを自覚的に避けて、フォローし続けられる
- 効果的な繰り返しによる確認とテーラーリング姿勢
- 気持ちや感情の明確化とその繰り返し
- ポイントとなる気持ちや感情の明確化とその繰り返し
- 自己イメージ連想法
1)自己イメージ連想の言い方の適切さ
2)自己に対する気持ちの明確化、あるいは代理顔表象の明確化 - 行動目標の実行自信度やストレス度の確認
- 共感的励まし(共感法、感動法)