第16回ヘルスカウンセリング学会学術大会
大会長
宗像恒次(筑波大学大学院教授・ヒューマン・ケア科学専攻長)
会期
2009年9月20日(日)・21日(月・敬老の日)
会場
筑波大学東京キャンパス
(東京メトロ丸の内線茗荷谷駅前)
〒112-0012 東京都文京区大塚3-29-1 Tel: 03-3942-6453
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テーマ
『ライフキャリアの充実と共有化を考える』
人生の経歴と進路であるライフキャリアは、従来は所属、職務、職位、所得などで表される職業的上昇志向をもち、組織従属する他者報酬追求型であった。それは常に社会的に正しいかどうか評価されるため、不安や緊張を伴い、ノルアドレナリン分泌持続型であるため、肩こり、頭痛、不眠、高血圧など、交感神経緊張による疾病に悩まされやすいものであった。
ヨーロッパ諸国のワークライフバランス志向にみられるよう、これからの自分の人生は愉しいかどうかという自己評価によるライフキャリアが求められる。自己満足や社会貢献による人生満足感がえられる自己報酬追求型でありたいものである。そこではドーパミン分泌持続型である、食依存、タバコ・アルコールを含む薬物依存、セックス依存などによるドーパミン分泌にたよる代償行動はいらない。生きること自体がドーパミン分泌を促し、精神健康が促され、幸せになれる。だから生活習慣病が克服できる時代にもなれるだろう。もちろん他者報酬追及型がなくなるわけでない。他者報酬追及と自己報酬追求のバランスがはかられるということである。
これまでは、子どもや配偶者や親など家族間で、それぞれがどのような進路で人生満足感が求められるかという話し合いやその実現を助けあう関係はなかった。あくまで所属、職務、職位、所得などで表される職業的上昇志向を助けあうだけであった。
私たちは過去の専ら生き残りを図るサバイバル脚本から、お互いの人生が満足し合えるように助け合える愛情脚本に転換が迫られている。この転換を促す社会貢献がどれだけSATで可能か、私たちの挑戦が試されていると言えそうである。
プログラム
9月20日(日)
09:50 開会式
10:00 基調講演 宗像恒次
11:30 総会
13:00 特別講演 「心と遺伝子発現」 堀 美代氏(国際科学振興財団)
14:00 シンポジウムT 「SATで知った愛情脚本」
16:10 ポスター発表
18:00 懇親会
9月21日(月)
09:30 一般演題
11:30 昼休み
13:00 特別講演 「こどもが語る胎内記憶」 池川 明氏(池川クリニック院長)
14:10 シンポジウムU 「ライフキャリアがかわるとき」
16:10 NPO法人の事業・会計報告、授与式など
16:30 閉会式
大会参加費
会員 \5,000(当日受付 \6,000) 非会員 \6,000 学生 \3,000(学生証のコピーを提出)
懇親会:\2,000
申込み方法
下の参加申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、学会事務局までお送り下さい。
◎参加申込書 [word形式] [PDF形式]
期日までの参加費振込みをもって参加登録となります。
納入を確認の上、後日事務局より参加登録証を郵送致します。
(当日受付も行いますが、参加費が異なりますのでご注意ください)
振込み先・期限
みずほ銀行 本八幡(もとやわた)支店(普通口座)2805402
特定非営利活動法人ヘルスカウンセリング学会
期限:2009年8月31日迄の参加申込書の送付、および9月12日迄の参加費の振込み
※ 参加登録証は、大会当日受付での確認の際に提示して頂きますので、必ずご持参下さい。
演題募集
「一般演題」口頭発表およびポスター発表申込 についての案内を掲載しました。研究発表エントリーおよび発表要旨の提出期限は7月20日です。発表を予定されておられる方はお早めにエントリーしてください。 → 詳細